2015-01-01から1年間の記事一覧

「戦争画」の生みの親達。 『絵筆のナショナリズム フジタと大観の戦争』

五島美術館で6月21日まで開催されいた「近代の日本画展」。その中で個人的に目を引いたのは横山大観の「竹外一枝」と言う作品でした。作成されたのは昭和21年、大観が戦争画の指導者という立場についてGHQからは不問とされながら、一方で世間では美術家の責…

モデルの彼女と素の彼女 「山口小夜子 未来を着る人」展@東京都現代美術館

東京都現代美術館で開催されていた「山口小夜子 未来を着る人」展へ行ってきました。 山口小夜子氏は1970年代から80年代を中心に活躍したファッションモデル。 高田賢三や山本寛斎、三宅一生といったデザイナーのショーに出演し、パリ・コレクションにも登場…

『ヒトラーと退廃芸術』 あるいは、MoMATには戦争画展を開催してほしいという話。

久しぶりのブログ更新です。 今回は最近読んだこちらの本についてです。ヒトラーと退廃芸術―「退廃芸術展」と「大ドイツ芸術展」作者: 関楠生出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1992/10メディア: ハードカバー クリック: 3回この商品を含むブログ (15件)…

18回目の感想 平成26年度 文化庁メディア芸術祭@国立新美術館

久々にブログ書きます。久しぶりなので散漫な書き散らし。文化庁メディア芸術祭が2月15日まで開催されていました。平成26年度で第18回だそうで、もうすぐ20周年です。 ということで例年通り午前中混まないうちから、国立新美術館へ行ってきました。今年の会…